911 Carrera 3.0 RSR 

Nurburgring 1000Km 1975


1974年、ビッグバンパーの採用により外観に大きな変更が加えられたGシリーズの911に前年の 2.7 RSを引き継ぐホモロゲーション用モデルとして 3.0 RSが109台製造されました。そのうち約半数の50台はレーシング仕様の 3.0 RSRでした。わずか900Kg の車体に 345馬力の 2,994 ccエンジンが搭載され、主な耐久レースで活躍しました。
 1975年の1000kmニュルブルクリンクGTレースに参戦した Kremer Racing のRSRは、Helmut Kelleners、Hans Heyer、Bob Wollekらのドライブによりクラス優勝。総合でも8位を記録しています。

この作品は、タミヤ(TAMIYA) 1/24のポルシェ 934 RSRターボをベースに前後バンパーやフェンダー、内装を中心に手を加え、キットの 934より一世代前の 911カレラRSR 3.0に改造、キットのデカールに自作のデーカールも追加して1975年の1000km ニュルブルクリンクGTクラス優勝車に仕上げてみました。
この車両は1975年のヨーロピアンDRMシーズンを戦うためにクレーマー・レーシングが用意した3台のカレラRSR 3.0のうちの一台で、ポルシェからシャーシーを調達し、クレーマー・レーシングが組み上げた車両で、ボディカラーと同色のオレンジ色を配色した一点物のシートが奢られています。